太田和彦 新居酒屋百選 秋田県 能代(第14回)(2020年10月記載)
米代川を背にして本日はスタートてす。能代は東洋一の木都といわれていたそうです。柳町の商店街を散策します。ここには旧料亭金勇があります。現在は資料館となっていて、中の見学を行います。秋田杉を贅沢に使った造りは圧巻ですよ。
次は喜久水酒造さんのトンネル地下貯蔵庫を訪ねます。このトンネルは奥羽本線で使用されていたものだそうです。ここで日本酒を熟成させています。100メートルのトンネルの中には日本酒がぎっしり。もちろん試飲もさせてもらっておりました(喜三郎の酒、俺の亀 大地、朱金泥 能代 )。ちなみに朱金泥 能代は1本10万円だそうです。
今夜の宿「川どこ べらぼう」に行きまして、夜に備えます。
〇紹介されたお店
1. 颯 SOU
今夜の1件目は柳町にあるこのお店です。赤ちょうちんの暖簾をくぐると女将さんがお出迎えしてくれました。キープされたボトルがカウンターの後ろに並び、ちょうどいい大きさのお店ですよ。日本酒は県内のお酒を取り揃えております。お孫さんの名前を付けたプライベートブランド「愛璃海」(日の丸酒造)をまずはご注文。お通しは「サバなます、ポテトサラダ」。味付けが濃いようです。ポテサラの中には「いぶりがっこ」が入っているそうです。あては、豚なんこつを注文しました。能代で愛されている料理だそうです。食感がよさそうですね。次の日本酒は「山本 ピュアブラック」でした。
2.酒どこ べらぼう
次のお店は1978年開店のこのお店です。太田さんの本日の宿と同じ名前ですね。
「べらぼう」って凧のことですって。店主は宿の女将さんの旦那さんです。さて、日本酒は「うぼらべの酒」先に出てきたトンネルの喜久水酒造が醸すプライベートブランドです。反対によむと「べらぼう」となります。これもトンネル熟成されています。これに合わせるのは「赤ずし、いぶりがっこ」。赤ずしはお米の漬物で郷土料理だそうです。次は届いたばかりのヤツメウナギを鍋と串焼きで。やつめウナギは生きたまま届きましたよ。これに合わせる日本酒は「福小町 号外編 特別純米酒 原酒火入れ」です。ヤツメウナギとの相性はとてもいいようですよ。〆はだまこもち鍋。焼かないきりたんぽがはいている鍋です。セリが入っていてかおりがよく、鶏のだしとマッチして太田さん絶賛でした。
〇紹介された日本酒
・愛璃海(プライベートブランド)
醸造元
日の丸酒造
℡0182-45-2005
・山本 ピュアブラック
醸造元
山本合名会社
℡0185-77-2311
・うぼらべの酒(プライベートブランド)
醸造元
喜久水酒造
℡0185-52-2271
・福小町 号外編 特別純米酒 原酒火入れ
醸造元
木村酒造
℡0183-73-3155